QC検定2級合格に必要な勉強量と勉強方法まとめ
QC検定2級は合格率20~30%と、3級から大幅に計算問題が増加し、計算部分はとっつきにくいと思われがちですが、合格だけなら内容を理解しなくても20時間もあれば十分な「暗記&作業」の資格で、勉強好きには物足りない。
そして、そうは言ってもポイントは押さえてないとダメなんだけども、ポイントを抑えるための良い参考書が見当たらないというグチもあり。
1.結局、試験の近道は過去問を反復して解くだけ、でもなんか作業的・・・
会社からの通達で昨年度より品質、信頼性の全社レベルアップのため、何級でもよいからQC検定を取りなさい!と会社から通達あり、18年12月の申し込み時期に2級を申し込みし、19年3月に受験しました。
3級問題を見てみると計算問題があまりなさそうで、計算問題のあるほうがやりがいがあると判断して2級にしました。
初めは、やっぱり基本から体系的に進めていこうねってことで、何冊か見た問題集の中で一番整理されていそうな下の物を選びました。
ここから手をつけ始めました、が、QC検定を謳っている書籍はほぼ「日本規格協会」と「日本科学技術連盟」の物しかなく、選ぶ選択肢が非常に少ないことに気づきます。
(読み進めるとなんとなく、この本が良くないみたいな言い方になってしまってますが、 そんなことありません良書です。良書。基礎を学ぶには良い本です。と前言い訳を書いておきます。)
TOEICであればあらゆる出版社からノウハウ、攻略法を謳った書籍が書店にあふれてますけど、書店に行ってもQC関連は数種類しかなく、攻略のノウハウやポイントの解説ではなく品質管理とはこういうものだという単調な文章が淡々とメリハリなく続く書籍となってしまっていることに気づいて、QCとは狭い世界だなぁ~と実感してしまう。
それを初めから読んで12月の段階でしこしこと解いて行ったわけですよ。はじめのページの方から順番に解いていきました。問ひとつひとつが小さくまとまっていてサクサク進められる感じがして、もちろん、まったく初めての言葉ばかりですが、きっと何回かやって覚えればいいかなー、程度の感覚であり、難易度でした。
もちろんね、これも買いましたよいっしょに、ああ買いましたとも。
初めに紹介した「演習問題と解説」をある程度進めていった頃、QCの世界とはこういうものなのかぁと、なんとなく世界観がつかめたわけですが。それをやっている最中もチラッと過去問をめくったりしたときに、演習問題となんだか毛色が違うなあとも思ったりしたんですが、そのまま上の演習問題を一通り解いていきました。週2回で各2hほど費やして、1月の半ば頃まで一通り見たんです。
そこで「そろそろ過去問も目を通して見るか!演習けっこうやったし、そこそことけるんじゃないの?」っていう感じで、さぁ!過去問で力試しだ!と思って解き始めたら・・・ぜんぜん解けない(汗
いや、まったくわかりませんよ、演習問題!もっとこうガッと来いよ!ぜんぜん来ないじゃないか!と、心で思いました。
もう答えを見るしかないと思い参照すると、演習問題で載ってない公式のオンパレード!なので答えをガン見しながら解き進めていったとさ。。
初めの体系的に進めたかった方針はどうなったんだ、と突っ込みたくなりつつ。1回分の問題を解いて公式を覚える、っと。結局最初にやった演習問題は基本の「キ」だったようです。まだQCの大海には足を踏み出していなかった感じがする。
そして1回分が終わました。ほとんど自分では解けずに答えを見ながら回答するだけでした。
そして次の回に進むと・・・、アレ?初めの問ですでに前回と問題が似ているなと気づきます。次の問いもまた似たような問題だと。
そこで、今一度「QC検定2級」の「手法編」出題範囲を確認。
- データの取り方ととまとめ方
- 新QC七つ道具
- 統計的方法の基礎
- 計量値データに基づく検定と推定
- 計数値データに基づく検定と推定
- 管理図
- 抜き取り検査
- 実験計画法
- 相関分析
- 単回帰分析
- 信頼性工学
これだけ!
計算問題らしい問題は主に3、4、5、6、8、9、10でしょうか。要するに7つの計算の仕方がわかれば、もうほとんど解けてしまうということ。そして、どの過去問を見ても公式さえ覚えていれば解けてしまうワンパターン問題であること。その計算の内容が何なのかわからなくたって単なる作業で解けてしまうということ。ちょっと肩透かしです。そして合格はたった7割できればいいんです。
みなさん、ポイントさえ押さえればイケますよ!
まだQC検定2級であれば、その7つの手法範囲ごとのパターンは非常に少ないです。QC1級になれば、各項目がさらに細分化されて難易度が急上昇しますが、まだ2級はそんなに広くない!
2.結論!最も良質な参考書は「過去問題集」であり、勉強量は20時間!
過去問題を最低限3回分くらい繰り返し行い、間違えないようにしておきましょう。1回にかける時間を試験時間の倍の3時間とおいて、3回で9時間。反復に倍かかるとして18時間。20時間あれば十分でしょう。
みなさん、効率的に勉強しましょう。
そして次はこれに挑戦したい!
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