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QC検定での電卓の選び方

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QC検定受験者、特に3級を初めて受ける方に関して、どのような電卓が使用できるか、どういう風に有効に使うかを知らない人を多く見かけます。計算問題を解くにあたってうまく活用できないと無駄に時間がかかってしまいますので、基本的なところは押さえておきたいところです。

 

まずは、電卓選びの注意点を解説します。また、別途、使い方についても記載したいと思います。

 

電卓選定時の注意事項

電卓の機能制限

まず電卓選定にあたって、注意しなければならないことがあります。それは、持ち込める電卓に制限があることです。

日本規格協会のHPでQ&Aの項目には、

一般的に、通常の電卓の機能(四則計算や百分率、ルートの計算ができるもの)に加えて、三角関数や指数関数、対数関数等の数学関数の計算機能、あるいは任意の数式、数値を入力・記憶できるような高い、多くの機能を持った電卓のことです。

 とあります。

 

このような関数電卓やそれに類する機能を持った電卓のご使用はできません。

とあります。つまり、以下の2つの機能をもつ電卓だけが、許されるのです。

⒈四則演算

⒉ルートの計算

ここで、2のルートの機能を忘れてはいけません。私も初めて受けるときに何も考えずにポチッとしてしまい、ルートがないことを受け取ってから気付いてしまい、買い直したという苦い思い出があります。

電卓のサイズ

次に電卓のサイズ感です。電卓大手のカシオのHPを参照しますと電卓の大きさには大きく分けて以下の種類に分けらている様です。(折りたたみは除く)

⒈カードタイプ

⒉手帳タイプ

⒊ミニミニジャストサイズ

⒋大判手帳タイプ

⒌ミニジャストサイズ

⒍ジャストサイズ

⒎デスクタイプ

引用:https://casio.jp/dentaku/general/

 

まず、押しにくさからいって小ぶりな⒈カードタイプ、⒉手帳タイプは除外したいところです。次に、選定にあたって考えなければならないのは、試験当日の作業スペースがどれくらいかということです。いつも使っている勉強机、テーブル、オフィス机の大きさではありません。試験当日使いやすいかどうかをよく考えましょう。

 

受験会場は、多くの受験者を収容でき、環境の良い大学の教室が選ばれることがほとんどです、そして大学の教室の狭い長机の1つおきに受験番号順に座らされることでしょう。横方向にはややスペースが取れますが、大学の長机の縦方向は広いとは言えません。45cmほどでしょうか?そこにA4見開きの問題用紙と、A4縦の問題用紙を並べます、その上から電卓を叩かないといけないわけです。想像してみてください。手元はかなり窮屈です。なので、⒍ジャストサイズ、⒎デスクタイプも受験には向かないように思えます。おすすめは、⒋大判手帳タイプ、または⒌ミニジャストサイズではないでしょうか。

 

その他の仕様

電源供給に関しては、電池切れの心配がないソーラー、電池併用のものが良いと思います。

表示桁数ですが、QC検定ではそれほど大きな桁数は扱わないため一般的な10桁仕様(もっと少なくても良い)で問題ないです。

 

ちなみに私はこれを使っています。

 

CASIO スタイリッシュ電卓(10桁) NS−S10−BK−N ブラック

 

必要十分ですが、プラスチックの本体剛性が若干弱いため鞄の中に乱雑に入れて置くとわずかに筐体に歪みが生じて、平面に置いたときにガタガタします、ただそんな時はちょっと力を加えて歪みを戻すように曲げ力を加えるとガタつきがなくなるため、問題ないと思っています。

 

 

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