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本当に効果のあるシャドーイングとは

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英単語と文法は置いといて、TOEICの英語がするする頭に入ってくる!というレベルに達するには、普通のシャドウイングとリピーティングに、さらに工夫を凝らした本気のシャドーイング、リピーティングを集中してこなすに限るという話。だまされたと思って試してほしい。

 

TOEICのリスニングの点数が4か月で260点→445点(495点満点)にアップしました。取り組みはじめは「たまーっに」聞こえてきた簡単な単語を無理やりつなぎ合わせてイメージを膨らませて、ヤマカンでマークしていたのが、やっていくうちに断片的な単語ではなくて、文章として、意味を持った言葉として、少しずつ聞こえてきた!にわかに感動を覚えたその方法と、取り組むときの心構え(←ここ重要)を書いてみます。

 

目次

 

 

本気シャドーイングの取り組み方と心構え

シャドーイングは、もちろんさまざまな英語学習の情報の中で、よく紹介されている手法です。具体的には、流れてくるリスニングの音声について、自分が聞こえた言葉をそのまま聞こえた音声に続いて口にするということ。

 

文章量としては、Part3の30~40秒程度のまとまった短い文章が集中力持続のためにも良いので、Part3を題材と想定します。

 

順序としては、

 

  1. 問題を普通に解き、答え合わせをする。
  2. テキストの文章・和訳を確認し意味を理解する。不明な単語・熟語が無いようにする。
  3. 文章を見ながら声に出して読んでみる。
  4. 文章を見ながら、声に出し、文章に書いてある5W1h(「だれが、いつ、どこで、なにを、なぜ、どのように)を基準に情景をなるべく具体的にイメージする。動作を伴うような文章であれば、それも真似て少しでも良いので体を動かしてみる。(例;あいさつなら片手を上げるなど)
  5. はじめは1文ずつ音声を聞きながら、同時に口に出して追いかけて真似てみる。そのときに「4.」でイメージした内容を短い時間でよいのでしっかり思い浮かべるよう努力する。動作が伴うなら動作も再現する。
  6. 文音声を通しで流しながら、追いかけて口に出す。ここでももちろんイメージと、動作を同時に行う。
  7. 「6.」をひたすら繰り返す。

これを本気シャドーイングと呼びたい・・・

(誰かがいたら恥ずかしいから一人でやること。)

 

本気シャドーイングで大切なこと3つ

1.英語を頭の中で日本語に直さないこと。

 英語を頭の中で日本語に訳すと、余計な時間が掛る。流れてくる文章は1文でたったの数秒しかない!日本語に訳す作業をするとコンマ数秒でも無駄になってしまう。その間にも英文は絶え間なく流れてくるので、その間流れてきた英文を思考停止でうけいれなければならない。ただでさえ英語が頭に入っていかないのだから、英語は英語で考えること。

 でも英語を英語で考えるってどういうこと?と思うかもしれないが、簡単な例で言うと、例えば「three」と聞こえてきたとする、あなたの頭の中には何が出てくる?「サン」と頭の中で言ってしまった人!違います。例えば文字の形として「3」または、「自分の右手の指が三本立っている」というイメージを頭の中に思い描くことが正解に近いと思う。日本語で再現すると「さん」と2文字だからまだいいが、「heritage」はどうだ「ぶんかてきいさん」で、7文字。これを頭で読むだけでコンマ何秒無駄にするだろう。あ~、もったいない。ふたつ目と合わせて考えてほしい。

 

2.情景をイメージすることにしっかり時間をかけること。

情景をイメージするってなんなんだ?と。意味が分かればいいんじゃないのか?そんなもの食べれるのか?と、そう思った人。聞いてください。

そもそも言葉を覚えて話せるようになるってことはだよ、基本的には子どもの時にお父さん、お母さんのやさしい言葉を何百回も、何千回も聞きながら、どういうシチュエーションで、どういう行動をしたときに、どういう顔をして言うのかを、それも何百回と何千回も経験した上で、母国語というものを少しずつ少しずつ何年もかけて身につけていった訳。

それを私たちは短期間で分かろうっていうんだから、しかも身近に英語をしゃべる人もいないし、やさしく教えてくれる人もいないわけなのに!都合がいいにもほどがある!と思うんです。

その経験の差を埋めるためにはどうするか?子ども時代を英語圏で育ってない私たちができることは何か?

本から読みとったシチュエーションを想像する、イメージして英語と結びつけるしかないじゃないか!しかも、イメージするだけならタダ!そしてイメージだけなら時間が許されれば何百回、何千回でも一人で、何も道具もいらずにできてしまう。

その過程を経ていけば、極論、だれでも聞けるはずなんだ。英語圏の子どもになったつもりで皆さんイメージを強烈にふくらまそう。大人の想像力を舐めるなよ、と言い聞かせよう。そして英語とイメージをリンクさせよう。英語と動作をリンクさせ、体に沁み込ませよう。

3.なるべく大きな口の動きで、おおきな声を出すこと。

私も初めは英語の見た文章と、音声がまったく同じものに思えないほど、聞こえてませんでした。けれども、必死で大きな声で、しっかり大きく口を動かして何とかついて行こうとした。大切なことは、何とかついて行こうとする意識だと思う。よく、しゃべれないことは聞けないというが、まさにそのことで。自分でしゃべろうとしたら、どういう風に口を動かさないといけないかを、まずはインプットとしての音声を耳でしっかり聞こうとしようと、脳が活性化して働き始めているんだ。

ただ聞き流すだけだと、意識が他のことにそれて行って、いつのまにか文章が終わっていた、という経験はあるんじゃないだろうか。もったいない、その時間無駄にしました。自分の口で音声を再生しようとするからこそ、注意深くその音を探ることができる、それは脳レベルで活性化しているはず。なぜなら、私たちが母国語を学ぶ時も親のマネをして、口の形を見て、音を聞いて、自分の口で話すからこそ母国語をマスターしたのだから。

言葉というものは、音に始まって音に終わる。すべては音が勝負。人間はそもそも太古から何万年もの間、音でコミュニケーションを続けてきた。それから比べたら文字ができたのいつだろう?つい最近のことじゃないか?ずーっと音と音のやり取りを続けてきたんだ。音をしっかりひろって、音をしっかり発することが、言葉というものの基本ではないだろうか。

 

長文失礼しました。一部でも共感していただけると幸いです。

 

また、別の記事で、「リピーティング」と「音を聞くために初めにやっておきたこと」を書こうと思いますので、おまちください。

 

ちなみに私はこの本から始めました。この本のTest1はとっつき易いと思います。何度も何度もシャドーイングしました! 

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最新がよい人は、これ。いまは「4」まで出てるんですね!公式問題集はTOEICの王道です。何度も何度も隅々まで解きましょう。捨てるとこはありません。