単回帰分析の基本(公式まとめ)
単回帰分析について、基本式を整理と、問題に対する解き方の流れを
書いておきたいと思います。
お題
特性 と、特性 の 組のデータについて、関係性を示したい。
目的変数 、説明変数 としたら、回帰式は
で表される。この回帰式の係数(回帰母数)を求めていきます。
何はともあれ、平方和を求めなければ始まりません。
=(それぞれの二乗の総和)-(のすべての総和の二乗)
問題に平方和が与えられていなければ、電卓でゴリゴリ計算していきましょう。
電卓をすばやく、正確に打ち込むには慣れがいると思いますので、
マイ電卓を用意して、ある程度練習することをお勧めします。
そして回帰式の係数(回帰母数)である を算出します。
一次関数の傾きにあたる の は、
一次関数の切片にあたる の は、回帰式が、
が成立することから、
を計算することで求まる。
標本相関係数:
⇒-1~+1までの値をとって、1に近ければ右肩上がりの直線状に分布し、
強い正の相関がある。-1に近いければ、右下がりの直線状に分布しており、
強い負の相関があるという。
寄与度:[tex: \displaystyle R^2=r^2 ( = \frac{S_R}{S_T}=\frac{\frac{S_{xy}^2}{S_{ss}}}{S_{yy}})]
⇒0~1の範囲の値をとり、回帰式にどの程度の意味があるかを表す尺度。
<無相関の検定をする場合>
検定統計量:
棄却域:
<分散分析する場合>
(単回帰ならば必ず1)
これくらい流れを知っていたら、だいたい解けるんじゃなかなと思います。