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3つ以上の母分散の一様性の検定の種類(公式まとめ)

3つ以上の母分散の一様性の検定をするためには、

以下の3種類の検定があります。それぞれの公式とどういった場合に

使うかを覚えておきましょう。

 

コクランの検定(Cochran)
ハートレーの検定(Hartley)
バートレットの検定(Bartlett) 

 

 コクランの検定;母分散が1つだけ飛ぶ抜けて大きいときに高い検出力を得る

  サンプルの大きさ;各サンプルの大きさが一定である必要がある

  k個の分散の最大値をV_{max}とすると、

  検定統計量 \displaystyle c=\frac{V_{max}}{\sum V_i}  

  棄却域 R:c\le C(k,\phi;\alpha)

ハートレーの検定;母分散が1つだけ飛び抜けて小さいときに高い検出力を得る

  サンプルの大きさ;各サンプルの大きさが一定である必要がある

  k個の分散の最大値をV_{max}、最小値V_{min}とすると、

  検定統計量 \displaystyle h=\frac{V_{max}}{V_{min}}  

  棄却域 R:h\le F_{max}(k,\phi;\alpha)

バートレットの検定;どんな場合にも高い検出力があるが計算が煩雑

  サンプルの大きさ;各サンプルの大きさは一定でなくても良い

 \displaystyle b=\frac{1}{c}\{\phi_T lnV-\sum \phi_i lnV_i\}

ただし、

\displaystyle c= 1+\frac{1}{3(k-1)}\{\sum \frac{1}{\phi_i}-\frac{1}{\phi_T}\}

\displaystyle \phi_i=n_i-1、\phi_T=\sum \phi_i、V=\sum \phi_i \frac{V_i}{\phi_T}

棄却域R:b \le \chi^2(k-1,\alpha)